貴方が居ないフローリングから
              洗濯物が風にうつつをぬかしてる間に 
コーヒーゼリーを1人で食べてしまおう。

            貴方が居なくなったあたしの背中は
ムクムク飛べない翼を育てているわ。

  愛を示されても器用に優しくできない愛嬢。
 
                     「はい。」

  愛しすぎて嫌な湿気がでちゃう愛嬢。
    
                     「はい。」

         そんな愛嬢でしたから。
貴方が好きだった歌また歌えるようになるわ。

         2人用のソファを買ったこと。
         洗面所で照れ笑いしたこと。 
    ベランダから観える貴方が愛そのものだったこと。
             続く 続く 愛は終わったのに 
忘れなければならないことは 続く つづく。

あぁ もっと もっと 言って欲しかった。
 
           あたしに足りないもの。
           あたしを愛してないこと。

翼がない貴方は洗濯物を入れもせず ベランダをすり抜けて 
         生きる空へ落ちていかれました。
飛べない翼をつけたあたしは バタバタと飛ぶふりをするばかりで
         生きることに不信で仕方ありませんでした。


あたしの翼の羽根がベッドに散らばっていて 
                 綺麗な癖に痛々しくて不気味だった。

  
 折り曲げてあたしの体を抱けるほどに成長してしまった翼 
         頼もしいようで ずっと寂しかった。
 
      コーヒーゼリーは苦い癖に妙に甘くて不味かった。
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