帰り道
ホームで時間に連行されていく人々。
帰り道はあったかいかい?
切なさに走りそうじゃないかい?
ぐったりした三日月に見つめられながら
誰かと手を繋いでた僕が脳で再生される。
あのこは 今どんな三日月に見つめられてるんだろう。
優しそうな誰かの手と 微笑ましい三日月で貴女は帰り道あやされていたらいい。
狂わせないで 夜よ。
圧さえないで 僕の鼓動はすぐ潰れる。
傘の下青春を転がしている2人が寄りそって自然に笑いあっている。
成人した青くない僕といえば造り笑いばかりで自然に笑えなくなったなんて。
哀しい空間に嵌りきってしまって。
あの2人が 恋しいだけの感情で向かい合っていられますように。
雨が止んだ放心状態の群青色の空。
猫さえも家路へと軽やかにかけていく。
窓の中 眠れない歌なんかつたってないで。
早く 帰ろう。 限界が僕の影を踏んでる。
早く 眠ろう? 報われない悲しみですから。
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