八王子の力ないアパートから
東京が高飛車に笑う。
僕は 醒めてく夢を見下ろしながら 背景に混じっていく。
高いヒールの靴が 自滅しないように足音を強く鳴らす。
僕は指をくわえながら その音をただ聞いてた。
複雑の人ごみの中 愛おしかったあなたの後ろ姿を見つける。
髪が伸びていて 前とは違う大人びた服装をしていて
「もう あなたは居ない」 とやっと思い知らされた。
「夢は何?」と聞かれて なりたいものを憧れのように話しだす人を見た。
僕も一緒なんだ みせかけの夢なんだ。
やっと 思い知らされた。
愛も夢も「いない いない ばぁ」で見事に消えた。
東京が勇敢を探す。
僕は ださいサンダルを ザバ ザバ と鳴らしながら
それなりに生きる。
ベランダで飛ぶ練習なんかをたまにしながら
吠えない犬に泣いたりしながら
それように生きていくしかないんだ。
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